精霊の守り人 第10話「土と英雄」

チャグム

印象に残った言葉

「チャグムは引っ込み思案でもないし、臆病でもないからね。ただ、かしこ過ぎるんだ。
おまけに孤独に耐性があるから、さびしくったって愚痴ひとつこぼさない。
でもそれじゃあ、これから先ずっと町で暮らそうってわけにはいかないだろ?
本当の平民にならなきゃ、息がつまっちまうよ。」 バルサ

「これだから民草は馬鹿だというんだ。
あらかじめ負けると決まった勝負を対等の駆け引きだと思いこんでるんだからね。
まったくおめでたいよ。(中略)
こんな簡単な事が見抜けないから、あんた達はみんないつまでたっても愚民なんだ」

と盛大にdisるチャグムくん。城下で後々噂になるようなすごい目立ち方です。狩人の皆さんに見つかりますよ。
 確かに賢いチャグムくんですけど、最後の1対1の賭けは運まかせですよね。どちらかと言えば賭場のおっちゃんの方が駒の倒れ方の傾向も熟知してるかもしれない。しかも、あの首飾りの青い石は母親からの思い出の品である上に、超超高価なルイシャ(青光石)では? 両者が賭けたものがつりあってなくて、すごい不利な勝負にのっちゃったようにも見えました(不粋なツッコミですが)
 しかしタイトルの「土と英雄」って一体どんな意味がこめられてるんでしょうかね。いろいろ考えてみたのですが、そのまま受け取ったらよいのかな? でも今回の話から民草の人=「土」っていうイメージはあんまりつながらないんだけどなあ。「土」って文字は「王」から「一」をとったのだからとか何かの引用かなとかいろいろ考えましたけど、教養の引き出しもないもんで、はっきりとした答えにはたどりつけませんでした。